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格差のない社会を目指して、みんな平等に貧乏になった。
格差社会への批判がかまびすしい。小泉改革によって格差が拡大した、この格差をなくさなければならない、というわけである。
そこで思い出していただきたい。かつて、格差のない社会を理想とし、その実現に向かって邁進した近代国家があったことを。ソ連である。
格差のない社会とは平等な社会のことである。そこで平等な社会を実現するために、ソ連は何をしたか。身分、階級は格差のもとというわけで、皇帝を廃し、貴族を廃し、地主を廃し、相続を廃した。個人が事業を興して鉄道を経営し、鉱山業を営み、製造業を興し、商売をやり、大農場を所有するのは格差の原因になるということで、あらゆる産業を国有にした。個人の才覚で格差を生む余地をすべて潰した。それは格差のない平等社会をつくり出すための壮大な実験だった。
その結果がどうなったかを忘れてはならない。
H18/7/7発行のニュースレターは以上のような内容で始まります。
昇一塾では、このような渡部昇一先生書下ろしのニュースレターを月4回発行予定です。
ご興味のある方は是非どうぞ!
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