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政局は参議院選挙一色である。その争点の一つに年金問題が取り上げられている。新聞はこの問題の責任は安倍内閣にありとして、これによって安倍内閣が瓦解するような書き方をしていた。新聞というのは一、二を除いて、よくよく安倍内閣を倒したいものらしい。
私の2人の息子は芸術家の端くれで、日頃政治的な話題を口にすることはない。だが、年金となれば自分に関わってくるし、それなりに気にかかるのだろう。ある時、息子の1人が年金問題を報じているテレビ番組を見て、「これは安倍内閣に責任がある問題なのかなあ」と感想を洩らした。別の日、もう1人の息子も、同じような感想を口にしていた。
このように年金記録に大量の漏れが生じた問題は、常識で考えれば、現在の政府に責任がないことはすぐに見当がつくことである。年金問題は一にかかって社会保険庁に100%責任がある。そのことをはっきりと示す論文が現れた。
『WILL』8月号に掲載された屋山太郎氏の「社保庁労使国賊論」である。屋山氏は昭和57年に月刊『文藝春秋』に「国鉄労使国賊論」を書いておられる。その経験に立って、社会保険庁の現状は当時の国鉄とそっくりだというのだ。
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