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先週の本欄で南京事件の問題について述べたが、南京の虐殺がなかったことを示す証拠の一つとして、当時の国際連盟に中国が2万人の虐殺を訴えたが、国際連盟は取り上げなかったことを述べた。このことは最近明らかになったのだが、この事実が表に出てきた事情をいささか述べたい。
先ごろ、自民党衆議院議員の戸井田徹氏などが中心になって、自民党内に南京問題小委員会が設置された。政党がこの問題に組織的本格的に取り組むのは、これが初めてではないだろうか。ようやくここまできたという思いもあるが、喜ぶべきことである。
その自民党南京問題小委員会は外務省に当時の国際連盟の資料を出すように要求した。外務省は渋ったらしいが、結局は出してきた。これが学者の組織ならこうはいかない。学者では資料を求めても、外務省が応じることはまずない。やはり、政党の威力である。
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