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先日、桐蔭横浜大学大学院教授のぺマ・ギャルポさんとお話しする機会があった。ペマ・ギャルポさんはチベット人で、42年前に日本に留学、最近帰化された人である。
ギャルポさんは帰化に当たって二つの問題が引っかかったと言っていた。一つは帰化した国で兵役に就かなければならないこと。もう一つは、日本では片仮名の姓は認めないので、姓名を変えなければならないことだったという。だが、この二つがなくなった。五十代になったので兵役の心配はしなくてもよくなった、とこれはまあ冗談半分だが、改名の問題は最近法律が変わって、片仮名の姓名でもよくなったからだという。もっとも、親が亡くなるか、自分がお墓に入る時は漢字の日本名にする、とおっしゃっていた。
帰化するに当たって国から要求されたことはたった一つ、「よき市民になること」だけだったという。たったそれだけでいいのだろうかと私は思う。ギャルポさんも同じことを感じたという。
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